レヴァンヴィヴァン
ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立とそのポテンシャルを隠さない醸造
私達はフランスの多くのナチュールの造り手達のワインに出会い、その考えに感銘を受け目の前にあるワインが全てを語ることを知り、同じ道を日本で志し日本のヴァンナチュール造りを目指しています。
私達人間は世の中の全てのことを理解することはできません。
目に見えるもの考えつくことの範囲だけで解決し知った気になってしまいます。
畑の中に生きているのは目に見えるものだけではなく、土の下にも空気中にも見ることのできない生き物がいます。
忘れてはいけないのがそれら目に見えるものも見えないものも全ての生き物の恩恵を受けていると感じながら作業にあたる事だと思っています。
ワインやシードルは嗜好品です。
人それぞれに好みがあると思います。
でもただ好きとか嫌いではなく私達の目指すものは身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったものです。
ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるようなそっと寄り添うワインを造りたいと考えています。
スチューベン
青森県産のスチューベンを購入して造った赤ワイン。
開放型の木桶発酵槽(VAT)にて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。野生酵母で発酵が始まるのを待つ。4、5日で発酵が始まり、そのタイミングで発酵槽の中に入って足でしっかりと破砕。その後3日間はピジャージュ、以後ルモンタージュに切り替える。発酵はとても順調で仕込み始めてから約3週間でプレス。空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁し、プレス後は500Lのフードルで熟成。ウイヤージュ無しで8ヶ月樽熟成。滓引き後、瓶詰め前に粗めのカートリッジフィルターで濾過をしてから瓶詰め。仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は無添加。
出汁感、淡く薄旨。ややスパイシーさもありアフターに心地良い苦み。冷涼感かつ複雑な香り。酸化熟成が良い意味でチャーミングさを抑えている。開けたてよりも2、3日置いた方がより馴染む。(ワイナリーさん資料から抜粋)