旭洋酒
もともと旭洋酒は栽培農家の組合としてスタートしましたが、栽培農家の減少などで共同経営が難しくなり、2002年、現在のオーナーである鈴木夫妻が引き継ぐことになりました。
旭洋酒のワインたちは、優しくてホッとできる太陽のようなワインを造りたいという夫妻の思いから「ソレイユ(太陽)・ワイン」と名付けられています。
「私たちは力強さを追求することよりもブドウの魅力を引き出した、柔らかな温かみの感じられるワインを目指します。」
ソレイユ ヴー オランジュ
山梨市産甲州種100% 生産本数947本
果皮の色がとりわけ濃い契約農家さんの甲州を5日間皮ごと醸し、圧搾後は古樽で辛口まで醗酵、そのまま春まで貯蔵しノンフィルターで生詰めしました。
潤みのあるペールオレンジの外観。ポプリや柑橘ピール、紅茶、梅の花などが時間の経過とともにゆるやかに香ります。アタックは円く甘やかながら、薄紫色の甲州の果皮からくるたっぷりの渋みが全体を引き締めつつ、アプリコット様の果実味を先導、アフターには搾りたて甲州の皮と種の甘酸っぱさがじんわり甦ります。
単体では渋みが優りますが、ある種の食べ物と合わせる事でポテンシャルが開花する食事向きワインです。葱ダレたっぷりの油淋鶏、ラードや背脂を効かせた点心、餃子、チーズフォンデュやシュクメルリなどのガーリック/チーズ料理、二枚貝の浜焼き、からすみ、雲丹のお寿司、タラッリやグリッシーニ、海老煎餅などのスナックと。
飲用適温12℃前後。無濾過生詰のため滓や酒石が沈殿します。
エチケット
立体 小内光(おさないひかり)「天使のオーナメント」
デザイン 明津(浅田農)(ワイナリーさんの資料から抜粋)