旭洋酒
もともと旭洋酒は栽培農家の組合としてスタートしましたが、栽培農家の減少などで共同経営が難しくなり、2002年、現在のオーナーである鈴木夫妻が引き継ぐことになりました。
旭洋酒のワインたちは、優しくてホッとできる太陽のようなワインを造りたいという夫妻の思いから「ソレイユ(太陽)・ワイン」と名付けられています。
「私たちは力強さを追求することよりもブドウの魅力を引き出した、柔らかな温かみの感じられるワインを目指します。」
ソレイユ ヴー ブラン
甲州市千野ヤマヂ産甲州種78%、山梨市産甲州種22% 生産本数1188本
小川孝郎氏が減農薬低肥料で育てる、千野ヤマヂ短梢仕立ての甲州を主体に、ステンレスバレルで嫌気的に醗酵させ、ブドウのポテンシャルとフレッシュさが際立つワインに仕上げました。ホールバンチで優しくゆっくりとプレス、ステンレスバレルで醗酵後も酸素との接触を極力抑え、定期的にバトナージュしながら滓とともに4か月間熟成、春に丁寧に滓を引いてノンフィルターで生詰しています。
2022年は果粒肥大期の高温乾燥とその後の雨がちな天候で糖度は伸び悩み、酸が多く残った年でした。千野畑のブドウもいつにも増して高酸度での収穫となりましたが、糖度も比較的高く、果実の凝縮を感じさせる仕上がりとなりました。
八朔、レモン、青リンゴやフレッシュな洋梨など、グリーンイエローなイメージの清々しい香。口に含むと目の醒めるような酸がほとばしり、心地よい重みを舌に落としつつ、柑橘様の果実味がいっぱいに広がります。アフターに岩塩様のミネラリーな旨味。疲れを吹きとばす恵みの酸に全身全霊癒されます。
岩牡蠣、寿司(白身、酢締めネタ等)、魚介のフライ、参鶏湯や水炊きなど濃厚白湯、しゃぶしゃぶ等と。
飲用適温は10℃前後。無濾過生詰のため澱や酒石が沈殿します。(ワイナリーさん資料から抜粋)