オルネッライア
1981年、豊かな自然の恩恵をうけた美しい州トスカーナで、オルネッライア社は創設されました。その時、ひとつのヴィジョンが示されました。「これからのイタリアワインは新しい道に向かって進んでいくべきである。それは品質第一主義という道だ。そのためには最良の土地、最良のタイミング、最良のスタッフを選ばなくてはならない。」こうしてオルネッライアのワイン造りの理念が形をなすことになります。カリフォルニアワインの重鎮アンドレ・チェリチェフや、フランスのミシェル・ロラン等「ワイン造りのアーティスト達」の知識と経験をも取り入れ、自然が生み出したこの土地特有のテロワールを最大限に生かし、最高傑作を追い求めて行ったのです。
オルネッライアのある、トスカーナ州の海沿いに位置するマレンマ地方のボルゲリは、かつてエトルリア文化が輝き、詩人カルドゥッチが育った場所。オリーブの木々などの地中海の豊かな植物にあふれ、優しい海風が、典型的な地中海性気候沿岸側の気候の暑さを和らげる一方、近隣の丘によって時折吹き付ける冷たい内陸の風からブドウの木を守っています。このボルゲリのテロワールを尊重する努力は、すべての生産工程で反映されています。品質を最大限に引き出すため房数を制限し、収穫はすべて手摘みで行い、小区画ごとに分けて収穫されたブドウは別々に醸造・熟成されます。
「オルネッライア」というワイナリー名は、トネリコの木(オルネッロ)がたくさん(アイア)生えていた土地ということに由来します。
2009年、オルネッライアでは、2006年ヴィンテージとともに、「Vendemmia d’Artista」(ヴェンデミア ダルティスタ)と呼ばれるプロジェクトをスタートしました。これは、現代アートとワインの世界を融合し、同社を代表するワイン、「オルネッライア」の新しいヴィンテージワインそれぞれが持つ個性を讃えるもので、毎年、世界的に知られるアーティストを迎え、ワインの特質、ヴィンテージそれぞれの個性や魅力を表現した芸術作品の創作を依頼します。アーティストがヴィンテージの特徴を解釈してデザイン化する限定ラベルの制作で、ダブルマグナム以上のサイズの各ボトルはシリアルナンバーとアーティストのオリジナルサイン入りです。
レ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネッライア
メルロー44%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン13%、プティ・ヴェルド13%。主に樹齢の若いブドウから造られ、オルネッライアの血筋が強く感じられます。複雑なアロマを持ち、味わいはさわやかな酸味、親しみやすさ、まろやかさなど、独特のテロワールから生まれる個性的な特長がバランスよく表現されており、深みも感じられます。
2020年は、それぞれのブドウ品種の個性がはっきりと表れた絶妙なバランスを保ったヴィンテージです。深いルビー色。熟した赤い果実が特徴的な豊かな香り。なめらかでまるみがあり、包み込むような味わいとともにフルボディでしっかりとした骨格も感じられ、エレガントでたっぷりとした非常にバランスのよい味わいが楽しめます。― オルガ・フサーリ ワインメーカー(インポーターさん資料から抜粋)
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