イル・カヴァッリーノ
当主のサウロ マウレは1985年生まれ。牛など家畜の肥育を生業とするサウロの父リーノはラ ビアンカーラのアンジョリーノ マウレとは旧知で、青年期にジャズバンドを組んでいた仲。自然環境と調和を図った農業への取り組みや人為的な関与を極限まで排しての醸造など、アンジョリーノのワイン哲学が垣間見える話を父リーノから初めて聞いた時、とても感動し、強い共感を覚えたサウロ。
リーノの一家が所有していたブドウ畑を譲り受けたことでワイナリーとしての活動をスタートさせ、今現在はガンベッラーラと隣接する集落、モンテベッロヴィチェンティーノにある畑で白ワイン用のブドウを、ダニエーレ ポルティナーリのいるコッリベーリチで赤ワイン用のブドウを栽培している。
2011年がファーストヴィンテージ、セラー建設の許可がなかなか下りないため、2015年まではアンジョリーノのセラーで醸造を行っていた。
畑とセラーでの仕事は、ボルドー液以外の一切の薬剤を使用せず、そのボルドー液の使用量も減らす試みをし、添加する酸化防止剤の量も極限まで少なくするか完全無添加でボトリングを行っています。
カ・ロンバルダ
メルロー、タイ ロッソ。ファーストヴィンテージとなる2011年当時にサウロの生家の北にある小さな集落ヴァル リオナで借りていたブドウ畑があった土地の名前から名付けられた。現在はコッリ ベーリチで栽培されているメルローとタイ ロッソを使用。収穫されたブドウは除梗され、ステンレスタンクで長くても5日間のマセレーションとアルコール醗酵を行い、圧搾後ステンレスタンクに戻され約8か月間ほど醗酵の続きと熟成を行う。(インポーターさん資料から抜粋)