レ・ドゥエ・テッレ
フラヴィオ・バジリカータは、大学でブドウ栽培を学び、約20年間コッリオ地方を中心にしたフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアで栽培・醸造コンサルタントとして活躍後、1984年にワイナリーを設立した。コンサルタント時代の長い経験から、卓越したコッリオ丘陵地帯のテロワールを熟知し、伝統的手法による自然なワイン造りを貫く。しかし本人は「何も特別なことはしていない。畑でも、セラーでも最小限のことをするだけだ」と謙虚に繰り返すのみだが、ビオディナミにホメオパシーを組合せるなど、工夫を凝らした結果、近年ワインの硬さが一段とほぐれ、力強さと優美な趣を同時に発揮させる。畑は主に南西向き、標高130~150mの泥灰土土壌。セラーは非常に小さくシンプル。一部の醸造器具だけでなく、家とセラーも手作りだという。白はフリウラーノ主体。赤は高く評価されるピノ・ネーロのほか、土着品種のスキオペッティーノ100%のワインにも注力する。50周年のヴィニタリーで、イタリア全20州から州ごとに1社だけが授賞する賞にも、このワイナリーが選ばれた。
フリウーリ・コッリ・オリエンターリ ピノ・ネーロ
ピノ・ネーロ100%
植樹:1990年
位置:標高130~150m、南西向き
土壌:泥灰土
セメントタンクで15日間マセレーション。フレンチオーク樽で20ヶ月熟成。
ブルゴーニュへ最大の経緯を払うフラヴィオ。しかし、ワインはブルゴーニュのまねっこではなく、彼らの土地と気候を明らかにしている。(インポーターさん資料から抜粋)