ダニエーレ・ピッチニン
自身が共同経営者の1人でもあったレストランでソムリエとして働いていたダニエーレ・ピッチニンは、そのレストランの権利を売却し、2006年に自らワイン造りを始めた。
畑はヴェローナ北東部、サン・ジョヴァンニ・イラリオーネという町の郊外にあるチーモ山の、標高300mから450mの南東向きの斜面にある。自ら開墾した畑には、この地域に1000年近くにわたって存在したことが確認されている白ブドウ品種であるドゥレッラと、気象条件や標高が適合するのではという考えからピノ・ネーロが植えられている。
現在リリースされているワインは、賃借した1.6ヘクタールの畑(平均樹齢20年)のもので、醸造はアンジョリーノ・マウレのセラーで行っている。畑ではバイオダイナミクス農法を実践。シャルドネはステンレスタンク、ドゥレッラとロッソは古い小樽での醗酵・熟成。
ロゼ・ド・ノワール
ピノ・ネーロ。2019年、テラス状の畑の最上部のピノ・ネーロがダニエーレが理想とする熟度に達しなかったため、ロゼ・スプマンテを造ることに。
色がうっすらとピンクになった段階で圧搾、樽で醗酵を完了させ、そこに陰干ししていたドゥレッラの干しブドウのモストを添加してボトリング。24か月間瓶内二次醗酵させた後にデゴルジュマンを行なったワインです。(インポーターさん資料から抜粋)