トリンケーロ
アスティで代々長熟型の素晴らしいバルベーラ酒を造るトリンケロは、ピエモンテを代表するリストランテ・ダ・グイードの経営者一族でもあります。
ワイナリーは、アスティ県アリアーノ・テルメにあるヴィアノーチェという小さな村にあります。
ここは貴族が所有していた村で、19世紀前半にヴィスコンティ家オルナヴァッソ男爵によって建てられた古い農家と教会が今なお残っています。
1920年代にセコンドとセラフィーノのトリンケロ兄弟の所有となり、現在はレナートとエツィオ父子が所有・運営しています。
トリンケロは、1925年よりブドウおよびワイン生産を始め、この県で最も早く、葡萄栽培農家による自家ビン詰めを行うための登記をした造り手(1952年)です。
長年にわたり有機農法で栽培していますが、「今さら認証をとるまでもない」として、認証をとっていません。
「アスティの宝石」と呼ばれる1925年に植えられた「ヴィーニャ・デル・ノーチェ」を含む畑は優れた土壌と日照に恵まれ、いずれも樹齢は大変高いものです。
ビアンコ
品種:アルネイズ、マルヴァジーア
植樹:1982年
位置:標高250m、南東
土壌:粘土石灰土壌
ステンレスタンクで2週間マセレーション、ステンレスタンクで1年間熟成
マセレーションの期間は長くはないが、果皮成分は十分に抽出されており、しっかりした味わいと果実味。マセレーションをした白ワイン特有のたっぷりとした、濃密な香り。