トリンケーロ
アスティで代々長熟型の素晴らしいバルベーラ酒を造るトリンケロは、ピエモンテを代表するリストランテ・ダ・グイードの経営者一族でもあります。
ワイナリーは、アスティ県アリアーノ・テルメにあるヴィアノーチェという小さな村にあります。
ここは貴族が所有していた村で、19世紀前半にヴィスコンティ家オルナヴァッソ男爵によって建てられた古い農家と教会が今なお残っています。
1920年代にセコンドとセラフィーノのトリンケロ兄弟の所有となり、現在はレナートとエツィオ父子が所有・運営しています。
トリンケロは、1925年よりブドウおよびワイン生産を始め、この県で最も早く、葡萄栽培農家による自家ビン詰めを行うための登記をした造り手(1952年)です。
長年にわたり有機農法で栽培していますが、「今さら認証をとるまでもない」として、認証をとっていません。
「アスティの宝石」と呼ばれる1925年に植えられた「ヴィーニャ・デル・ノーチェ」を含む畑は優れた土壌と日照に恵まれ、いずれも樹齢は大変高いものです。
ロッソ・ラシーヌ
品種:バルベーラ100%
位置:標高250m、南西
土壌:粘土石灰質
セメントタンクで30日間マセレーション
ステンレスタンク、セメントタンクか木樽で30~36ヵ月熟成
トリンケーロの代名詞とも言えるバルベーラ。若木や、比較的冷涼な畑のブドウを原料に、日本向けに特別に作ってもらっている。エントリーレベルのワインながら、エツィオ本人の品質へのこだわりは変わらず、30~36ヵ月の長期熟成を行う。(インポーターさん資料から抜粋)