ジャック・フレラン
オーナーのJacques Frelinジャック・フレラン氏はモンペリエ生まれ。彼が父からブドウ畑を受け継ぎ、折角ならワインを造ろう!と少量で始めたらそれが軌道に乗り、ブドウが足りなくなったのです。そこで自社ブドウに拘らず、同じ無農薬のブドウを周りから買い、ネゴシアンに変更しました。少しずつ増やしていきましたが、需要の方が追い付かず、どんどん生産量が増えました。無農薬のブドウを探し、買い付けるのはとても難しいのです。ジャックは自分自身が無農薬の生産者で栽培のスペシャリストだったことと、地元生まれなので沢山の知人がおりました。そして彼自身周りの人にとても信用があったので、生産者も同じ売るなら協同組合ではなく、ジャックに売ろう!と、彼の所にどんどんラングドックの質の良いブドウが集まったのです。仕事量が増え、会社がどんどん大きくなるにつれ自分達で造るには限界が出てきました。 そこで彼の会社はブドウを探し、醸造は別の会社に頼み、瓶詰めとストック管理も別会社に委託するという新しいスタイルに変えました。それは結果経費の無駄を減らし、低料金・高品質の商品をお客様に提供出来るからです。こういう形態のネゴシアンは沢山存在しておりますが、ジャックの場合は自分が生産者だったので、同じネゴシアンでも1から10まで把握しているため仕事の質が違います。彼の会社は男性も女性も国籍も全く関係なく、実力主義です。まずワインを造っている責任者は女性、それもチリからフランスに来たオノロジストです。彼女の名はPaula Godoy、1975年8月19日生まれ。チリの大学で醸造学を勉強し、チリのワイナリーに勤務しておりました。そして勉強のため収穫時期の違うカルフォルニア・ソノマに2001年に醸造をしていた時に今のご主人に出会います。彼はフランス人の同じオノロジスト、2人は結婚して2006年〜フランスに移住を決意。今は別々の南仏のワイナリーで働いております。パウラは経験・知識は本当に豊富で、体は小さいが持ち前の根性と感性でジャック達のワインを1人で切り盛りしております。
エリソン・マラン ルージュ
メルロー100%。渡り鳥「マルエット」を冠しリリースしていましたが19年ミレジムはキュヴェ名とラベルを刷新しました。メルローを除梗し、ステンレスタンクで発酵・熟成、SO2無添加で瓶詰めしました。
しっかりとしたガーネット色、プルーンなどの赤や黒果実にミネラリーな香り、ワイルドベリーや山ぶどうの果実味に中盤からのミネラル感と冷涼感、アフターの細やかなタンニンがアクセントとなっています。(インポーターさん資料から抜粋)