ヤニック・ペルティエ
マコン出身のヤニックは1975年生まれ。リヨンのワインショップの店員を務めながらプイィ・フュッセにて数年にわたり栽培の勉強を積み、その後は自分自身のワインを造ることを前提としてイヴ・キュイロンで醸造を学び、最後は2002年から2年間レオン・バラルで働きました。
ここで学んだことが彼に最も大きな影響を及ぼしたらしく、栽培から醸造に至るまでの全てが自分の仕事に活かされていると語っています。
ラングドックの美しさに魅せられて2004年にサンシニアンにて10ヘクタール/約4万本の畑を購入。将来を大いに期待できる美しいワインを造っています。
ヴォラティル
2021年の情報です。
サンソー。全房で1週間マセラシオンの後、タンクで発酵・熟成。
僅かに紫がかったやや淡いルビー色。熟したブルーベリーやブラックベリーの黒系果実の香りに、すみれなど紫の花の華やかでかぐわしい印象が伺えます。色合いや香りからも若々しく軽快な様子が伝わってきます。ライトよりのミディアムタッチで瑞々しく清らかに流れ込み、溌剌とした豊かな香りをまとうフルーティーな果実味が口中を覆うように広がります。明るく張りのある果実の風味に、徐々にすみれの花や紅茶を想わせる風味が感じられ華やぎやエレガントな印象を与えています。アフターにかけて僅かに生姜のような風味が現れ、小気味良いアクセントとなり味わいを引き締めています。
2020年の情報です。
サンソー。中程度の赤色。熟したフランボワーズやザクロなど赤い果実の華やかな印象に加えて、ブラックベリーやグミなどの黒系果実のニュアンスが感じられ、赤い果実を主体とした摘みたての葉付きのベリー系果実を想わせます。
口に含むとピリピリと舌先をかすめるガスがフレッシュ感を掻き立て、熟した果実の果汁が溢れるように溌剌とした飲み心地で広がります。張りのある酸と共に甘酸っぱい赤い果実の風味が愛らしい様子で膨らみ、徐々に熟したブラックベリーなどの風味が重なり、プリムールのような伸びやかなスタイルに南のワインらしい充実感をほどよく感じさせる仕上がりです。
抜栓3日目からは豆のニュアンスを強く感じますので、2日以内でお召し上がり頂くことをお勧め致します。(インポーターさん資料から抜粋)