レ・ヴィニョー
アルデッシュの南 Valvignere ヴァルヴィニェール村で三世代続くワインの造り手。現在は、クリストフとエレーヌの2人がワインを造っています。2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行して、土地の力を最大限に生かしています。畑を案内してくれるときに鍬をもってきて土を掘り起こし、土の違いが葡萄の違いに、そしてワインの違いになることを熱心に教えてくれます。
ここ数年、ジェラルド・ウストリック(ル・マゼル)やジル・アゾーニなどが中心となって他の造り手を感化し、ヴァルヴィニエール周辺では沢山の若手が自然派ワインを造り始めています。そんな激戦区でありながら、ヴィニョーはとても注目されています。
彼らを一躍有名にしたのはピノノワール。南のピノノワールと聞くと大味を想像しがちですが、その果実味のフレッシュさ、繊細さに皆が驚きフランスで一気に評価を高めました。その他の品種のワインもとても高いレベルで安定しています。自然派ワインのファンはもちろん、そうでない方も誰もが安心して楽しめる貴重なワインの造り手です。
レ・パ・プランテ・ラ(赤)
シラー60%、グルナッシュ40%。2023年1月販売したアイテムの再入荷となります。前回の販売時に比べて、飲み心地の繊細な様子、こなれ感や複雑性が引き出されてきた印象を受けます。
友人から購入した葡萄で醸造。全房で8日間のマセラシオン。コンクリートタンクで7ヶ月間発酵と熟成。
中程度の赤色。熟したブルーベリーやブラックベリー、グミ、カシスなどの黒系果実、赤系果実のピュアな果汁を想わせる香りが混ざり合い、加えてスミレの花やお香、紅茶など気品に満ちた香り、クローブなどの深みを与えるニュアンスが伺えます。赤い果実を優しく搾った果汁のように冷涼感のあるミディアムタッチで、カシスやブラックベリーなどの香り高い果実の風味にフランボワーズや紅茶など華やかで上品な香り、木の皮、クローブなどの甘苦いスパイスの風味が重なり深みや奥行きが感じられます。いきいきとした緻密な果実味やエレガントな様子、スパイスの複雑性などを兼ね備えた味わいです。(インポーターさん資料から抜粋)