ヴォルネイ プルミエ・クリュ ル・ロンスレ 2022 750ml/ドメーヌ・ド・シャソルネイ

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ドメーヌ・ド・シャソルネイ


ブルゴーニュはコート・ドール県の赤の銘醸地ニュイ・サン・ジョルジュ村から西へ10㎞ほど山道を抜けると、AC オート・コート・ド・ニュイのコミューンArcenant(アルスナン)という小さな村がある。オレリアン・ヴェルデのドメーヌはその村の入り口の小道を入った奥まった場所にある。2022 年から正式に譲り受けたドメーヌ・ド・シャソルネイのワインは、ドメーヌ・オレリアン・ヴェルデと同じ醸造所で仕込みが行われており、赤の熟成は醸造所の地下にあるカーヴ、白は醸造所から 200mほど離れたオレリアン宅の隣のカーヴと赤白別々に分けている。畑の所有面積(フェルマージュも含む)は、ドメーヌ・オレリアン・ヴェルデがコート・ド・ニュイ地区に12ha、そしてドメーヌ・ド・シャソルネイがコート・ド・ボーヌ地区に11haあり、全て一部ビオディナミを取り入れたビオロジック農法で管理している。ブルゴーニュの気候は半大陸性気候で、冬は寒く夏は暑いが、いわゆる「コート・ドール」と呼ばれる南北100 kmに及ぶ丘陵地帯が過酷な気候から身を守っている。一般的に、赤の銘醸地はコート・ド・ニュイ、白はコート・ド・ボーヌ、赤に限ればコート・ド・ニュイは土壌の石灰質の割合が多い分エレガントでフィネスがあり、一方コート・ド・ボーヌは同じ石灰質でも粘土質の割合が多い分果実味豊かでボリューム豊かなワインができると言われる。

父親のアラン・ヴェルデは、1970年代からブドウ畑と果樹園にビオロジック農法を取り入れていたブルゴーニュのビオのパイオニア的な存在だった。アランの息子であるオレリアン・ヴェルデは、幼少の頃からオフロードバイクに興味があり、高校卒業後はエンデューロのフランスナショナルチームに所属し多くの大会に参加していた。だが、あるレースの怪我を機に、将来的に長く続ける職業ではないと感じたオレリアンはプロのオートバイの世界から退いた。以降、父親アランの仕事を手伝いながら隣村にあるDomaine David Dubandに従事しブドウ栽培や醸造を学ぶ。2002年、父親からオート・コート・ド・ニュイの畑を譲り受け、ドメーヌを引き継ぐためにボーヌのワイン学校(BTS)に通う。その間ロワールのギィ・ボサールでインターンシップを行い、その間マルク・アンジェリとの出会いもあり、ビオディナミ農法を学んだ。2003年、初めて自社ワインの醸造を手掛ける。そして 2004 年、父親から醸造所を正式に引き継ぎドメーヌ・オレリアン・ヴェルデをスタートさせる。一方、ドメーヌ・ド・シャソルネイについては、フレデリック・コサールとは長年オートバイを通じた友人関係だった。2019 年、フレッドからシャソルネイを将来的に引き継ぐ前提でパートナーシップの打診があった。ドメーヌ・オレリアン・ヴェルデを開始して以来、常に更なるステップアップの機会を窺っていたオレリアンにとって、シャソルネイの共同経営は願ってもないチャンスだった。ふたつ返事で引受け、以降シャソルネイはオレリアンが畑の管理、フレッドが醸造を担当するタッグチーム体制 が敷かれた。2022年、オレリアンが醸造も含めて100%シャソルネイが譲渡され管理を引き受け、新生シャソルネイがスタートした。

現オーナーのオレリアン・ヴェルデは現在12haのドメーヌ・オレリアン・ヴェルデの畑と11haのドメーヌ・ド・シャソルネイの畑を5人の従業員と共に管理している。オレリアンは、自社畑にマルサネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴォーヌ・ロマネ、オート・コート・ド・ニュイ、コート・ド・ニュイを所有し、シャソルネイは、サン・ロマン、オークセイ・デュレス、ポマール、ヴォルネイ、サヴィニ・レ・ボーヌ、オート・コート・ド・ボーヌ、その他フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニーのネゴスも取り扱っている。性格は実直で責任感が強く、従業員からの信頼も厚い。また、趣味が「オートバイよりも畑仕事」と言うくらいブドウ畑愛が強く、土日祝日関係なく一年の大半の時間を畑に費やすくらい仕事熱心だ。ブルゴーニュのビオロジックのパイオニアである父アランを敬愛し、偉大なテロワールを手掛けることができる感謝と後世に残す責任を常に背負いながら毎日ストイックに仕事に向き合っている。彼のモットーは「最高のブドウを育て上げること」。このモットーは、シンプルにナチュラルワインは健全なブドウによってはじめて成り立つという考えに基づく。また、彼はブルゴーニュきってのきれい好きとしても知られていて、カーヴの衛生管理は他のヴィニョロンが舌を巻くほど隅々まで徹底されている。


ヴォルネイ プルミエ・クリュ ル・ロンスレ


収穫日は2021年9月2日。収量は47hL/haと例年よりも多かった!ル・ロンスレの畑はヴォルネイで一番有名な区画シャンパンのすぐ下に隣接する!この年のル・ロンスレはレ・リュレと収穫が同じタイミングなのにアルコール度数がレ・リュレよりも高く、エレガントであるが、力強い味わいに仕上がっている!畑面積は0.29 ha。赤は現在のオレリアン・ヴェルデのスタイルを踏襲し、熟成にブルゴーニュ樽を使用!SO2は必要に応じて少量添加。ノンフィルター!

色合いは透明感のある黒味がかった深いルビー色。ダークチェリー、プラリネ、カカオの香り。ワインは艶やかかつ力強く、熟した赤い果実の甘くリッチなボリューム感があり、骨格のあるタイトなミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味がきれいに溶け込む!(インポーターさん資料から抜粋)


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