ドメーヌ・オーディフレッド
アンリ・オーディフレッドはもともとDRC社の12人の正社員のひとりで、ロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培を担当しながら(別のスタッフがリシュブールとロマネ・サンヴィヴァンを、さらに別のスタッフがグラン・エシェゾーなどそれ以外を担当)、醸造にも携わっていた同社のエースでした。
2003年、ヴォーヌ・ロマネ村の入口付近にある実家のドメーヌを継承し、その後数年間、二足の草鞋で休日も休まず働いていました。そして2007年2月、14年間勤めたDRC社を退社し、いよいよ自身のワイン造りに邁進することになりました。
栽培においてはDRC社で培ったノウハウを存分に活用しており、ロマネ・コンティばりの凄まじい手入れがなされた彼の畑を見ると、思わず笑みがこぼれてしまうほどです。「畑仕事では、どんな小さな点にも妥協しません。すべてを完璧に行ってはじめて、テロワールの特性をくっきりとワインに表すことができます」。醸造は、「DRCでやってきたことをベースにしていますが、極力手をかけず、ナチュラルに造っています」。
オーディフレッドのワインは総じて淡い色合いで、ピュアで繊細な果実味が口の中に優しく広がります。それでいて、大地の滋養を感じるたっぷりとしたエキスのうまみをご堪能いただけます。
トゥ・サンプルマン
Vin de France。ガメイ70%、ピノ・ノワール30%。フラジェ・エシェゾー村内の0.3haの区画より。平均樹齢60年のVV。収量は50hl/ha。コンクリート製タンクで発酵後、ステンレスタンクで9ヶ月間熟成。無清澄・ノンフィルターでビン詰め。長らく近所の人に販売したり自家消費していたものを、2022年ヴィンテージより公式にリリースしたものです。作品名の「トゥ・サンプルマン」は「まったくシンプルに」という意味です。(インポーターさん資料から抜粋)