ヤニック・ペルティエ
マコン出身のヤニックは1975年生まれ。リヨンのワインショップの店員を務めながらプイィ・フュッセにて数年にわたり栽培の勉強を積み、その後は自分自身のワインを造ることを前提としてイヴ・キュイロンで醸造を学び、最後は2002年から2年間レオン・バラルで働きました。
ここで学んだことが彼に最も大きな影響を及ぼしたらしく、栽培から醸造に至るまでの全てが自分の仕事に活かされていると語っています。
ラングドックの美しさに魅せられて2004年にサンシニアンにて10ヘクタール/約4万本の畑を購入。将来を大いに期待できる美しいワインを造っています。
ペナール
グルナッシュ35%、カリニャン35%、サンソー30%。2012年から続くソレラスタイルの醸造ですが、毎年1/3を瓶詰めして新しいワインを継ぎ足しています。今回ご案内のヴィンテージのブレンド比率は2019年、2020年、2021年が約1/3づつとなります。グルナッシュとカリニャンは除梗して2週間、サンソーは除梗して1週間それぞれマセラシオン。ブレンドしてタンクで発酵と熟成。
僅かに紫がかったやや淡いルビー色。赤いベリー系果実のコンフィチュールなどやや充実感のある明るい果実の香りに、ブルーベリーやブラックベリーなど黒系果実のニュアンス、ナツメグやコリアンダーなどのスパイスの香りが僅かに感じられます。雑味のない滑らかなテクスチャーのミディアムタッチで、赤い果実の緻密風味にフレッシュ感のある黒系果実風味が混ざり合い、若々しさやこなれ感のある果実の風味が絶妙に溶け込みながら、芳醇な風味が口中へと広がります。ピュアで明るい果実の中に徐々にナツメグなどのスパイスの風味が重なり抑揚や複雑性、奥行きが感じられます。この先の熟成で更に繊細で上品な様子や複雑な要素が現れ、魅力的な印象が引き出されていくことでしょう。(インポーターさん資料から抜粋)