ドメーヌ・ディシ・ラ
「ビュジェ」南部、クリュ「モンタニュー」中心部に位置するグロスレ・サン・ブノワ村にて、長年ビオロジック栽培を実践しながら素晴らしいワインを造っていたパトリック・シャルランは、引退に際し、彼の意志を継いでくれる若者に畑を譲りたいと考えていました。
そして2017年、各所で修行を重ねた後自身の自然派ワイン造りを志向していたアドリアン・バリオルとフロリー・ブリュネのカップルとの幸福な邂逅が訪れ、ここに、6ヘクタールもの宝石のような畑を擁する自然派ドメーヌ「ディシ・ラ(現在から未来まで)」が誕生しました。
「パトリックも私たちも、ぶどう栽培やワイン造りといったこと以前に、すべてのおおもとは「生物多様性」にあると考えていましたので、すぐに意気投合することができました。私たちは、この地の大自然の結晶のようなぶどうの美味しさをそのままワインにするためヴァン・ナチュールへと進化させることを提案し、パトリックも大いに喜んでくれました」。
急勾配をものともせずに毎日畑仕事に精魂傾ける二人の献身、情熱、そしてセンスによって、彼らの作品は5年と待たずにビュジェを代表するヴァン・ナチュールと言われるようになりました。フランス国内はもちろん多数の欧米諸国のナチュールファンやソムリエたちが、新ヴィンテージのリリースを毎年心待ちにしています。
ラ・クロワゼット
AOC Roussette du Bugey。アルテス100%。グロスレ・サン・ブノワ村に0.75ha。石灰質土壌。平均樹齢40年のVV。収量40hl/ha。除梗100%。ステンレスタンクで発酵後、粘土製のアンフォラ、Demi-Muid(500リットルの樽)、228リットルの樽で8ヶ月間シュール・リー熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。(インポーターさん資料から抜粋)